ナイアガラver2は噂どおりの2枚使用のゆるやかな傾斜。
角度がゆるやかな時点でナイアガラという語源が・・・
とツッコミたくなりますw
これはタミヤ公式twitterがホビーショー実況でアップした画像です。
「従来型と違ってver2は角度も鋭角でお求めやすく」
みたいな感じで角度が書いてありますね。
しれっとver1は37°って書いてありますけど
ジャパンカップの時は45°って言ってたやないか!とツッコミたいw
実測してわかってましたけど、やっぱり盛ってたんですね。
ver2は下り入口がどういう傾斜になっているかがポイントだと思いますが
こればっかりは現物を走らせないとわかりません。
空中なので下りの角度が影響しない可能性すらあります。
個人的にはver2の発注タイミングが大事だと思うんだよなぁ
JC開幕後の発注なら、難易度対策も盛られてると思いますが
JC開幕前のナイアガラ発注と同タイミングの場合は
ver2に込めたタミヤの思惑が完全に外れる可能性もありますし。
ともあれ、エアレーサーとしてレース前のシミュレーションをするなら
高低差約63センチからの落下をナイアガラと認識すれば良さそうです。
ナイアガラといえばあの高低差だと思うのですが
あの高低差のインパクトは大きく分けて2つに分けられます。
まずは落下の衝撃の大きさ、これは言わずもがなですね。
普段の公式と段違いの落下の衝撃になります。
アイガーまでの公式で完走していたマシンでも容易に跳ねます。
しかしこれは事前のセッティングである程度回避できると思います。
もう1つの問題点は滞空時間の長さ、これが怖いです。
先ほどの高低差の衝撃はセッティングで回避できますが、これは無理。
どんなマシンも平等に同じ時間だけ空中にいます。
高低差約63cmと仮定すると
t^2=(63/100)/9.8=0.0643
t=0.2535≒0.25
* 訂正 2012.11.05 *
計算が誤ってる件をコメントでご指摘いただきました。
確認、再計算して以降の内容を修正いたします。
ご指摘ありがとうございます!
t^2=(63/100)*2/9.8=0.1258
t=0.3546≒0.35
と
数字を見ると「なんだその程度か」と思うのですが
例えば時速20km/hで走行している場合で考えます。
この時の秒速は5.56m/sです。
秒速5.56m/sで
5.56*0.35=1.95
1.94mとなります。
公式5レーンの1セクションの長さが1200mm、1.2mですので
ストレート1枚と約75cm分ということになります。
ナイアガラ部分は全部降り超えてストレート半分超ですね。
これは速度超過なんじゃあ・・・
それでも真っ直ぐ走って真っ直ぐ降りる分には
跳ねなければいいだけなので怖くないんです。
問題はまっすぐ降りなかった時です。
例えば離陸する時に車体が横に1°ブレたとします。
時速は先ほどと同じ20km/h、飛距離は
この時に横方向にどのくらい車体が動くかと言うと
1.95*sin1°=0.0340
コース幅が115mm、車体幅が105mmとするとコースマージンは10mm
それに対して
車体はコース壁に
ということで長々と書いてきたわけですが
結論としては
「とにかく横ブレを防いで離陸時の精度を高くしろ」
というより他ないんですよね。
その横ブレをどうやったら防げるか、ここが攻略のキーになると思うのですが
それがわかれば苦労しないって話なんですよねw