2012/03/19

ネオチャンプの充電(充電電流の設定)

 
☆基礎充電

0充電の場合
 
・充電初期  (200~250mAhまで) 
電池の内部物質の反応が悪く、50mAhまでは特に悪いです。
高くても1.5A以下、特に50mAhまでは1A以下での充電が望ましいです。

充電初期は電池コンディションによっては充電電圧が不安定となり
充電器がデルタピークと勘違いして充電終了しがちです。
デルタピークを無視できるピークロック機能がある充電器を使用するか
デルタピーク検知式ではない充電器を使用することをオススメします。
・充電中期 (600~700mAhまで) 
充電初期に電池のコンディションが上がっていれば
電流値はわりとなんでも受け付けます。
とは言えあまり大きすぎる電流も発熱が大きくなったり良くないので
時間節約でどんなに高くしても2.5Aまでの充電が無難です。 

・充電終期 (ピークまで)
充電反応だけではなく発熱反応も起こりはじめ、充電効率が落ちてきます。
そのため、充電中期より電流設定を下げる必要があります。
1.8Aまでの充電が無難、高くしても2.2A程度で押さえたほうが良いです。
意図的に電池温度を上げたい場合はこの限りに非ず。


継ぎ足し充電の場合
継ぎ足し充電は充電電圧が不安定になりピークの誤検知が起こりやすいです。
誤ピークを防ぐためには小さい電流で充電を行うか
充電器に設定があればピークロックを使用すると良いです。
1.0A程度の充電電流であれば、比較的安定して充電ができます。

より高い充電電流で継ぎ足しを行いたい場合は
ピークロック機能(ピークディレイ機能)のある充電器を使用するか
1.0A程度でウォーミングアップをしてから電流値を上げると、誤検知をしにくいです。

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☆追い充電

追い充電の定義
上記2種類、0充電と継ぎ足し充電を基礎充電と呼んでいますが
満充電をしてから使用をせず、再充電をする行為のことを追い充電と言います。


追い充電の場合
ピークロック機能もしくはピークディレイ時間がある充電器が大前提になります。
それらが無い場合は、デルタピークを非常に高く(例えば 99mV/cell等)
設定して、とにかくデルタピークを検知しないようにする必要があります。
要するにデルタピークを見ないということです。

満充電になった電池を、温度が安定するまで(室温程度?)放置します。
温度が安定したら3.5~4.0A程度で充電をします。
充電電流を大きくすればするほど速くなるというわけではないので注意です。

充電器はピークロックないしディレイでデルタピークを検知しないので
電池温度や充電時間、電圧、容量を見て、直感で充電を止めます。
ここらへんのノウハウは自分で研究して感覚をつかむ必要がありますね。