今回はフロントセッティングの話。
ローラーの幅を広げましょう、というのは前回の記事で書きました。
そこで、まずはフロントローラーの幅を広げていきましょう。
今回チョイスしたパーツは
・2段低摩擦プラローラー
・ARシャーシ FRPワイドステー
この二つ。
ローラーは種類によって大きさはさまざまなのですが
今回はやや小さめのこのローラーを選択しました。
この小さめのローラーなのですがそのまま装着すると
ローラーの幅を広げることができません。
小さいローラーをそのままつけてるのでは幅は広がりませんね。
じゃあ小さいローラーを使用したら幅を広げるにはどうすればいいでしょう?
答えはローラーを装着する穴をもっと外側にしてあげます。
装着する穴を外側にしてあげれば、小さいローラーでも幅が広がります。
ではどうやってローラーを装着する幅を外側にするかというと
FRPなどのワイドステーと呼ばれるパーツを使用します。
取り付けるとこんな感じ。
外側のビスがとまっているところが当初、ローラーを装着していた穴です。
さらに外側に穴が増えましたね。
ここにローラーを装着することで、ローラーの幅を広げることができます。
商品名に"ワイド"と入っているFRP類は、幅を広げられるパーツです。
ワイドがついてないFRP類は補強とかその他のセッティングパーツですね。
慣れてきたらこれらをカットして組み合わせて幅を出したりもします。
ローラーの取り付けは説明書通りに取り付けるだけなのですが
使用する穴を間違えてしまうと、幅が105mmを超えてしまうので
取り付けたら定規などで幅を確認して、チェックしましょう。
問題なさそうですね。
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フロントのローラーを装着したら、今度は横から見て確認をします。
ミニ四駆のフロントローラーは斜めに傾斜しています。
線を引いてみました。
こうやって見ると、斜めに傾いているのがわかりやすいですね。
この傾きを"スラスト"と呼んでいます。
ミニ四駆は、壁に当たって曲がるのですが
まず曲がるときに最初に当たるのはフロントローラーです。
この時、フロントローラーが下向きに傾いていると
前に進みつつも、ローラーにしたがって下向きに進もうともします。
しかし、走行中は路面が下にあるので
結果として、車体を路面に押し付けようとします。
車体を路面に押し付けようとするので安定しますね。
では逆にフロントローラーが上向きになっているとどうなるでしょう?
これは前に進みつつ、ローラーに従って今度は上向きにも進みます。
上向きに進むということは、車体を浮き上がらせようとしてしまいます。
コーナーで車体が浮いてしまったらコースアウトしてしまいますね。
最後に、このローラーが水平だった場合はどうなるでしょう。
この場合は何も起きないのですが
衝撃で少しでもローラーが上向きになってしまうとやはりコースアウトしてしまいます。
ということで、しっかりと走るためにも
フロントローラーは必ず下向きになっていることを確認しましょう。
定期的にフロントの角度を横から確認する、ということを覚えておくといいですね。
これでフロントのセッティングの基本はOKです。