2015/01/25

ミニ四駆改造のヒント マスダンパーの選択

今回は立体マシンの改造にかかせないマスダンパーの話。


昔のミニ四駆にはなかった謎の物体ですねw

マスダンパーの機能や効用云々は超速ガイド2014このへんの本にお任せしますが
簡単にいうと、着地の車体のバウンドを相殺するおもりのパーツです。
で、このマスダンパーを効率的に分散して配置していくことになるのですが
マスダンパーにもいくつか種類がありまして、今回はその話。

大きくわけると四角いやつと丸いやつがあります。
で、四角いやつは文字通り四角くて
あとは重いか軽いかになるのでシンプルな話です。

問題は丸いタイプのマスダンパー。

通常のマスダンパーセット という丸い玉のタイプがあって
これも重いバージョンと二種類があるので
好みにあわせて重量を選べば良い・・・というように感じます。

ただこのマスダンパーはちょっと昔に出たパーツでして
今はARシャーシ サイドマスダンパーセット というパーツもあります。
このパーツ、ARじゃないから~と見落としがちになる(と思う)のですが
これに付属しているマスダンパーが優秀なのでその比較をします。

※今回の比較写真は家の在庫の都合で全部銀色です。
 通常のマスダンパーは真鍮の色になります。

まずは重量。

通常のタイプ


つぎはARサイドのシリンダータイプ


最後はARサイドのボウルタイプ


重量でいうと、通常>シリンダー>ボウルという順序ですね。
通常とシリンダーの差と比べると、ボウルだけちょっと軽いですね。

次は形状


横から見るとよくわかるのですが、通常のマスダンパーは背が高いです。
ボウルとシリンダーは厚みが薄いですね。

通常タイプとシリンダータイプを比較すると、重量差はあまりなかったですが
厚みの差がかなりありますね。
シリンダータイプが一番低重になりそうですね。

上から


通常のマスダンパーと比較すると、ボウルとシリンダーは穴が掘られていますね。

ではこのマスダンパーを装着してみます。


まずは通常タイプ


(本来はマスダンパーの上はナットで止めませんが、撮影用に止めてます)
左の定規は比較用です。

次はシリンダータイプ


通常のマスダンパーに比べてマスダンパーの頭の位置が低いですね。
しかもこのマスダンパー、先述のとおり穴が掘りこまれているので
これを上下逆に装着すると・・・


すごく低くなりました!

ちなみにボウルタイプは



こんな感じです。こちらもかなり低いですね!

並べて比較するとこんな感じ。


改めてみるとこの差はかなり大きいですね!

マスダンパーは上下に動く重量物ですが、重いものが上下に動くとなると
なるべく低いところに置いたほうがなんとなく安定しそうですよね。
経験則としてもマスダンパーはなるべく低く置いたほうが安定すると思います!

通常タイプとシリンダータイプは0.5gの重量差がありましたが
この配置の高さの差を考えると、ボウルタイプ一択な気がします。
むしろ通常タイプってどこで使うんだろう?って気になりますね。

(といっても通常のマスダンパーはAR用より数年前に出たパーツなので
後発のパーツとそれと比べてしまうのはなかなか酷なのですが)

ちなみに通常マスダンパーのヘビータイプが超速ガイドによると8.8gだそうで
ボウルとシリンダーを足すと3.4+4.2で7.6gと、ちょっと足りないまでも近づきます。
なので重量がほしい場合は二つを組み合わせると良さそうですね。


というわけで、マスダンパーがほしいときは何シャーシを使っていても
まずはARシャーシ サイドマスダンパーセット を選んでおくと良いと思います!
FRP分が余る分、ちょっと高くついたように思えちゃいますが
後々のことを考えると、こちらを選んでおくと間違いないかと!