モーターピンというのはモーターの軸のことです、
これをローラーやマスダンの軸に使用する改造方法です。
マシンを走らせていてコースアウトをした後にマシンを見直すと
ローラーのビスが曲がっているということがよくあると思います。
長いビスを使っているとより起こりますね。
このビスの代わりに丈夫なモーターの軸を使用することで
コースアウトの衝撃で曲がることを減らせます。
モーターの軸を使用するなんてカツカツな装備に見えるようで、
壊れないという部分がガシガシ遊ぶのに非常に向いてます。
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そんなわけで、モーターを分解して軸を回収します。
モーターは片軸モーターを使用します。
両軸は軸が長すぎるのでほとんどの場合、使用しません。
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モーターの軸の取り方は以前twitterで話をしたことがあったのですが
その時の内容を改めて記事にすることにしました。
このやり方は誰かに教わったというわけではありませんが
たくさんの方が同様の方法でやられていると思います。
あくまで一例の紹介ということでご理解いただけると嬉しいです。
モーターのカップはマイナスドライバーなどでこじ開けて外します。
で、この記事はそこから先の話。
白い部品の端子はコミュテーターといいます。
(白い部分そのものはなんていうんだろう?)
このコミュテーターにはコイルの線がくっついていますが
白い部分ごとねじれば簡単に切れるので、ねじって外してしまいます。
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次は金色のスペーサーです。
ミニ四駆界隈ではお宝って呼ばれています。
これは潰してしまえば穴が広がるので潰して外します。
もちろん潰してしまってるので再利用はできません。
再利用したい場合は別の方法を探してください。
昔は薄いスペーサーが無かったのでお宝を使用する機会が多かったと思います。
今なら1.5mmアルミスペーサーを削ってしまえばいいと思うので
お宝の回収は手間を割くほどのものじゃないかなぁと個人的に思います。
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次はこの真ん中の固まり、コイルとローターを外します。
手裏剣のような形の板が重なったもの(ローター)に
コイルが巻かれています。
なので、外したいのであれば逆の手順で
コイルを1本ずつ巻き取ってからローターを1枚ずつ取れば外せます。
が、非常に手間がかかってめんどくさいですw
そこで、このローターの角の対角を
ラジオペンチ等で握って
潰します。
こんな感じ。
これを3か所繰り返します。
そうすると、モーターの軸を抑えてる穴が広がるので
手で引き抜いて外せます。
これでモーターの軸が取れました。
文字だけじゃわかりにくいので動画にしました。
こんな感じです。
簡単そうですね。
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そういえば、モーターピンを使用したピン打ちをした場合
どのくらいの軽量化の効果があるのでしょうか?
ということで測ってみました。
モーターピンのまえに、まずは30mmビス&アルミスペーサー&ロックナット
キャップスクリューの場合はこんな感じ。
モーターピンを使用すると、アルミのスペーサーやナットが不要になります。
なのでピンの重さだけを測ります。
だいたい0.7gほど軽いですね。
ただ、このモーターピンは役37mmあります。
なので長さが違うので単純な比較はできません。
30mmで比較するならモーターピンを若干軽く
37mmで比較するならビス等を若干重く見積もる必要があります。
今回は30mmに合わせて概算比較をすることにします。
0.9g×30mm/37mm≒0.73g(非常にアバウトw)
ローラー軸1か所につき0.8~9gほど軽量化ができそうです。
となると、これが軸4本となると3.5gぐらい?
決定的な差にはならないまでも、そこそこに軽くなりますね!
軽くなって強くなるならピン打ちは素晴らしいですね。
以前紹介したゆとりピン打ちのような装着方法の場合
軸の重さに装着具の重さがプラスされるので
重量はビス止めとほとんど変わらなくなります。
とはいえ丈夫さはビスと段違いなので、是非やって見てほしいところです。