2013/04/24

モーターを慣らしてみよう!

今回はモーター慣らしのお話です。

モーター慣らしとは昔から聞くものの
いざやるにしても何をやればいいかわからないですよね。
考えて行きつく先は「とりあえず回せば良いのかな?」だと思います。

じゃあ回せば回すほど速くなるのかというとそれもわからなく
回すのに適した時間もよくわかって無かったりしますよね。
そもそも機材がないから速くなってるかも不明な人も多いんじゃないかな?

そこで今回はモーター慣らしの初歩の初歩として
モーターを回すと速くなる(回転数があがる)のか
というところを書きたいと思います。

今回の実験では
iCharger208Bのモーターラン機能を使用します。
休憩時間を全く挟まず、ただひたすらモーターを回します。

回す電圧は3.0Vで、回す方向は正転(リアモーター車前進の向き)
モーターはアトミックチューンモーターです。

あとは、androidのモーターチェッカーアプリを使用して
定期的に回転数の計測をします。
実にシンプルな実験です。

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というわけで実験開始!

まずは開封直後、いわゆる開けポンの数字。

3.0Vで18000rpm前半をうろうろ。
自分の経験では標準的なモーターです。
ここからもうちょっと回していきます。

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開始5分後
お、20000rpm超えた!と喜びたいところですが
平均とは明らかに乖離があります。

実は回したてのモーターは回転が不安定で
回転音を聴くと、高くなったり低くなったりしています。
それだけ回転数が上下にブレてるってことですね。

さらに回し続けます。

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開始10分後

今度は20000rpm切りました。
まだまだ回転が不安定なんですね。
※平均が出てない&最大値が小さくなったのは
スクショを撮るのをミスってアプリを落としてしまいましたorz
また今度撮りなおします。

ここからさらに回し続けます。

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開始30分後
 
※写真は5分刻みで撮ってましたが、記事は30分まで進めます。

また20000rpmに乗りました。
平均値を見ても平均して20000rpmに乗ってますね!
ちゃんと伸びてきましたね。

さらにさらに回します。

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開始1時間後
あれ?20000rpmを切ってます。
とはいえ平均値を見ると20000rpmを超えているのでちゃんと回ってそうです。
むしろ30分前より平均はちょっと高いので、たまたまの下ブレかな?

さらに以下略

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開始1時間20分後

20000rpmを超えて20500rpmまでいきました。
平均値も20分前よりさらに上がってるのでコレは信用できますね!

さらに回します。

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開始1時間40分後
平均値はあまり変わらず、ついに伸びも止まった?
ただ最大値が気になったのでそこまで伸びるかもうちょと回してみました・・・が
2時間後のデータは変わらずでした。

というわけでここで終了。
おつかれさまでした。

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というわけで実験の結果
"モーターは回せば回転数が上がるのか?" という疑問に関しては
"あがります" ということは言えると思います。
ついでに "回せば回すほど伸びるわけではない" という事もわかりました。

正回転で回し続けるだけで、ある程度の結果が出ることはわかったので
「モーターの慣らしなんてわからないよ!」と言う人は
とりあえず正回転で回し続けるところから始めると良さそうですね。

そこからさらにいろいろやりたくなったら
逆回転、休憩を挟む、電圧を上げる(下げる)・・・等々
出来る組み合わせは無数に広がるので、ここから先は個人のノウハウです。


ちなみに自分が昨日慣らしたアトミはこんな感じです。
いろいろ試して自分の中でのベストを見つけられるといいですね!
それにしても、回転数が気軽に見られるってホントに良い時代ですね。

* 注 *
モーターの種類によって適した慣らし時間が違う可能性は高いです。
また、同じモーターでもロットによって違う可能性もあります。
自分はデータとしては未確認ですが、そういう説が非常に多いです。

使用する電源に関しても、電池か充電器か等によって
出力される電圧が異なるのでモーターの回転数も異なります。

モーターは手法以外の影響も非常に大きいため
回転数ひとつとってもデータとしての信ぴょう性が薄くなるので
モーター関連の確たる話が無いものなんだと自分は思います。

そういった点でいうと
「この方法はどうでしょう?」
「このモーターでこの回転数はどうでしょう?」
という話を聞かれても、困る方がほとんどだと思います。
あまり他の人を困らせないようにしましょうw

もちろんこの記事もあくまで参考程度に読んでください。