いろいろあったようななかったような感じなのでマシンの最終仕様をまとめました。
個人的には新車を作ったつもりは一切なくて
以前にアップしたマシンを部品単位(ボディ含む)でアップデートしてたんです。
メンバーチェンジし続けた結果オリジナルメンバーが居なくなったロックバンドみたいな。
まぁそんな感じでどこかしらにジーンシモンズは居るのがこのマシンです。
今回はシーズンが終わり全バラメンテしながら撮ったのでだいぶ詳細です。
普段はこんなことやりませんw
というわけでさっそくフロント
最近定番で売ってるリアカーボンに既製品のスライド土台をのっけて
スライド板は前に発売された既製品のカーボンスライドを使ってます。
バネの蓋はカーボンパターンのポリカボディを両面テープで貼ってます。
正直カーボン片を接着するより楽で丈夫です。
先端のオレンジテープは中にスポンジが詰まってます。
正面衝突時にローラーから壁に当たるとカーボンが折れるので
ローラーの前面より前に衝撃吸収材が出るようにしてます。
バンパー単品でみるとこんな感じ。
左右でスラストが違うのはビスがちょっと曲がってるからw
ローラー軸は皿ビスで引っかかるのを防いでます。
ローラーは5スポプラリンか19AA、スタビは15㎜の大径スタビヘッドです。
スタビはローラーに近いサイズにするほど横転に強いスタビの効果を発揮しますが
サイズが近すぎると壁のギャップに接触する頻度が増えて遅くなったり
最悪の場合飛ぶ瞬間にイレギュラーを拾ってCOすることもあると思ってます。
なので一声小さめのスタビを使うこともあります。
スラストはどうやってつけているかというと
斜めに削った直カーボンを接着してます、シンプル。
適当な板材にカーボンを両面テープで貼って、
あとは板やすりに斜めに当てて削ったら最後に左右に2分割して完成。
角度とかは雰囲気です。角度は付いていれば大丈夫。
スライドダンパーのバネはこんな感じ
黒のソフトスプリングを磨いて摩擦を減らしてスムーズに戻るようにしてます。
でスプリングの中にはシリコンタイヤを詰めてある程度ストロークを抑制してます。
最初はバネだけ効いて、ある程度縮むと急に固くなる感じです。
でも硬質な素材ではないのでフルバンプの衝撃は受けにくくなります。
既製品のスライドはストローク量が長すぎると思うのでこの辺りは必須かなぁと。
次はフロントユニット
これは前から同じなのですが、ソフトスプリングを伸ばしてテンション強めました。
あとスパーギアはこれずっと昔からそうなんですが、歯の部分の幅を細くしてます。
可動ギミックはギアカバーにギアが当たりがちなのでそれも防げるのでオススメです。
ユニットの削り部分は冶具とかなく手作業です。
バネを別個所に売っているのでストロークに影響がないので
特にシビアになることがありませんw
次は提灯
こんな感じで提灯を跳ね上げるアシスト材を貼ってます。
リフターとか呼ばれているやつですね。
何らかの形で提灯を跳ねるようにするとこんな感じの動きになります。
レスポンス十分やろ pic.twitter.com/rGe05ja3ji
— しとさま (@sitosama) 2017年12月11日
マスダンパーはアジャストを穴掘りしたやつにアジャストを重ねてます。
そんなに深い意味はありませんw
そうそう、提灯のアームの長さは実際はもっと長いほうがいいです。
普通にスライドを装着している軸から伸ばしたほうがいいです。
これは見た目の問題っていうわりとつまらない理由なので真似しないでくださいw
フレキシブルの場合、提灯がついているか否かが問題だからなぁ。
がっつり抜いて電池落ちてます。
むき出しはこわいですがリアル電池落とししたら対策考えます。
ちなみにバッテリーホルダーはホルダーレス化してます。
使わなくなったバッテリーホルダーの爪を貼り付けて地産地消w
次はリアユニット
フロントと同で書くことなしw
リアバンパー周り
無駄にスイング系のマスダンがついていますが
摩耗しないレスポンスが早い程度で特にそこまで狙いはありませんw
一応構成部品はというとMSブレーキセットと直カーボンとスリムマスダン。
でもこれ普通のマスダンパーでいいと思うなぁ・・・
ただ今の車体構成だとローラーベースが長めで普通のマスダンは
リアローラーに当たってしまうのでw
マスダンをとっぱらったリアバンパーはこんな感じ。
珍しい点としてはリアローラー下段をバンパーの上に積み上げてる点でしょうか。
こうすることでひっかかり防止が不要になるんです。
ひっかかり防止がひっかかることもありますし何より作るのが面倒なので止めましたw
この構造だとどうしてもリア上段が上がってしまうので
好みじゃない人もいるかと思いますが、
僕はリア上段は結構高めのタイプなのでむしろ好みです。
正直、車軸ぐらいまでなら上げてもいいかなぁと思ってます。
ブレーキアームは適当なリアステーを使って左右連結の4つ穴板と
後ろに伸ばすアームを構成してます。
既存の穴に頼ってやれば結構信頼できるものが作りやすいです。
ちょっと重くなりますけどね。
ブレーキ板の幅はマスダンを載せない時はこのくらいの幅にしてます。
理由は乗り上げを防ぐためって感じですね。
いや、でももうちょっと幅があってもいいかもなぁ。
最後は重量
既製スラダンを使用してこんなもんならまぁ十分かなぁって感じです。
あとはタイヤを軽量化するとかすれば良いのかな?と
車体の全体的な仕様としてはほぼ既製品を活かす形で組んでます。
既存の穴の位置調整は一切してません。
新規穴はボディ止めの2点とリアブレーキのアームの2点の4点だけ。
なのでだいぶ工数減らして楽に作れる仕様になってます。
レース数が多いもので、どうしても手数は少ないに越したことないですからねw
* ご報告 *
2017年12月10日にツインメッセ静岡で開催された
チャンピオンシップ2017で優勝いたしました。
まぁそんな感じでマシンの仕様を書くに至ったわけでしたw