ページ

2014/09/08

はじめての飛行機遠征

今回は遠征、特に飛行機の遠征についてです。


夏は遠征の季節ですね!(当社調べ)



普段の環境と違う場所でレースをしてみたくなったり
もしくは公式大会がなかなか来ない地域だったり
ミニ四駆をある程度やってると、地元だけでは満足できない時があります(多分)

そういったときに長距離を移動して別の地域でのレースをすることになります。
いわゆる遠征ですね。

近年では、11月のタミヤフェアではステーションチャンピオン戦が行われ
全国各地のお店の猛者が「静岡行くぞ!」となっていると思います(想像)し
一昨年から始まったジャパンカップも最終戦は東京のお台場。
これはもう、遠征を前提にプログラムが組まれてますよね!()

と、前置きはここまで。
車の遠征や新幹線の遠征は普段の延長上で、ただ距離が遠いだけになりますが
飛行機で遠征する場合は、航空法とか絡んでいろいろと普段と変わってくるので
記事としてまとめることにしました。

といっても、飛行機の乗り方や予約方法については割愛。
ミニ四駆と飛行機に関してしぼっていきます。

---

飛行機は乗る際に持ち込める荷物と預ける荷物には制限があります。
簡単に言ってしまうと、危ない物は飛行機に乗せちゃダメ
危ないことできる道具は飛行機内で持ってちゃダメ。
そんな感じです。

荷物は飛行機内に持参する機内持ち込み手荷物と
乗る前にカウンターで預けて一緒に運んでもらう、預け入れ手荷物に分かれます。
ここまでは大前提の話で、あとは預けるか持ち込むかの話になります。
細かい部分は各航空会社のHPを参照してください。

で、ミニ四駆観点での話。
ミニ四駆そのものについては手荷物でも預けでもOKです。
ミニ四駆で問題になってくるのは工具です。

というのも、カッター等の刃物は飛行機内の持ち込みが禁止されています。
刃物じゃなくとも、ヤスリなんかも引っかかった事例があり
ハードコートヤスリが単独で預け荷物から出てきて
コンベアを流れるシュールな絵を見たこともありますw

と、いうわけで工具は手荷物NGで預けちゃいましょう。
となると、大体の人が工具とミニ四駆は一緒に入れていると思いますので
ミニ四駆一式は預けてしまったほうが良いですね。

後は電池について
アルカリ電池やニッケル水素電池は機内持ち込み、預け入れどちらもOKです。
http://www.narita-airport.jp/jp/security/faq/faq-06.html

ただ、当然のことながらショートする可能性がないように
むき出しにせずケース等に入れるか、購入した状態のまま運びましょう。
これは飛行機に限らず常識ですね!

携帯電話の予備バッテリー等のモバイルバッテリーを持っている場合
そのバッテリーがリチウム系の場合、預け入れが不可能ですが手荷物としては可能なので
フラットレースの親電源でモバイルバッテリーを使っている人などは
手荷物として機内に持ち込んで運びましょう。

最後にケミカル類

まず大前提として、揮発性・引火性のあるケミカルは手荷物、預けともにNGです。
なのでパーツクリーナーやジッポオイル等は持ち込みはできません。
まずは家でしっかりメンテをして、極力使用不要な体制を作っておきましょう。

最悪の場合、現地調達をすれば現地で使用することは可能です。
ただ、帰りの便で同じ悩みを抱えることになりますので
知人に譲れる等、現地調達をする際は処分のことまで考えてからにしましょう。

引火性のないケミカルに関しては国内便は輸送が可能です。
国際便に関しては、液体物の持ち込み制限がありますので注意が必要です。
http://www.narita-airport.jp/jp/security/liquid/
遠征の観点からするとやはりスクワランオイルはガチかもしれないw


まとめると


機内持ち込み預け入れ
ミニ四駆
工具×
アルカリ・ニッケル水素電池
リチウム系電池×
クリーナー類××
引火性のないケミカル

といった感じになります。
というわけで、ある程度諦めるものは諦めたうえで
ミニ四駆一式はチェックインカウンターで預けてから搭乗しましょう。

荷物を預けるうえで、問題になるのは荷物の数と重量。
ANAやJAL等の大手航空会社の場合、20kgまでの手荷物が一人1個まで無料。
LCCなんかは預け入れが有料だったり、10kgまでと小さかったりするので要確認。

一人1個というのもポイントになってくるので
ミニ四駆の道具は宿泊具等とまとめて同じスーツケースに入れて預けましょう。


こんな感じ

あとは最後に、預けた荷物はどうしても乱暴に扱われてしまうので
大事なマシンや充電器が壊れないよう、スポンジ等緩衝剤で包むようにする良いです。
これは宅配便等で輸送する場合も一緒ですね!

バッチリ準備して楽しい遠征ライフを満喫しましょう!