2012/10/05

ビークスパイダー サスペンション仕様 ジャパンカップ最終戦ver

ジャパンカップが終わりました。
最終仕様のセッティングを備忘録として載せます。

ボディはビークスパイダーをMS搭載
スイングアーム式サスペンション、いわゆるトレサス仕様です。
群馬大会のマシンとはコア思想以外は大きく異なります。

群馬大会終了時では通常の6ローラーセッティングで
リアにはマスダン&ウエイトを大量に搭載していたのですが
重いことと、重いわりに大して安定しないのであまり好きじゃありませんでした。

そんな状態で群馬で幸運にも成績が出たわけですが
マシンの出来は悪いと思ったので大幅なアップデートをすることにしました。

・サス車はどんなに柔らかくしてもバンパー着地したら負け
というところから始まって
・必ず鼻をコース内に入れる
・鼻が入ったらリアはブレようがねじ込む
という思想は群馬大会の時点で固まりました。

ただ、その思想をより強固にするために
・リアをねじ込むためには下段ローラーが邪魔
という理由でリアローラーを1段にしたのが群馬大会以降の大きな変化。
完全な4ローラー2回転スタビに変更して挑んだのが仙台大会東京大会2

仙台大会で薄紙、 東京大会ではタスキを獲得できたので
変更後のバランスは悪くないと思いローラー周りは見直し終了。

その後に新橋で遊んでいたら自作アンダーを破壊するという事態に陥りw
やっぱり接着剤は信用したくないという感情に改めてぶつかりました。

そこで壊れない、曲面、抵抗が少ないという条件で代替品を探したところ
・4ローラーなら余った2枚をスキッドにするのが楽、というかしない理由がない
ということでフロントスキッドが付きました。

持っててよかったコロタン文庫。
スキッドローラーは小学生のころからやりたかったセッティングでした。


フロントスキッドはフロントから落下する下りセクションに効果的で
形状が円であり、さらにローラーが回転するので受けの角度が広くなります。

さらに、リア跳ね状態=ジャックナイフ状態と考えた場合
通常のアンダーガード=前輪ブレーキあり、スキッド=前輪ブレーキなし
に近い姿勢制御が働くので、ジャックナイフ時のコースアウトが減ります。
リア跳ねをしやすいサス車を強引にねじ込むには向いていると思います。

自分のマシンの走りを動画で見たとしても
リアが跳ねたり乗り上げようがコースインすれば狙いどおり。
普通のセッティングだと不安になる走りですけど。

フロントスキッドローラーのシェイクダウンはM4SP決勝戦
狙った以上の効果が出たので満足でした。
おまけとして付けたフロントスキッドですが
リアねじ込みの効果を促進するのは嬉しい副作用でしたw

フロントスキッドはMS用ブレーキセットを使用。
スキッドが回転したりズレたりしないようにシャフトで連結しています。
このシャフトの種類で挙動が変わるかは要検討材料。
瞬間的な衝撃にチタンシャフトが向いてるとかなったら泣きたいです。

スタビは六角穴の潰れたカーボンクラウンを再利用。エコです。
MSサス車のロール特性とフロントスラストを考慮すると
フロントスタビは小さ目が好ましいです。

リアスタビはエヴァ零号機付属の緑低摩擦を固定してます。
離陸時に当たってしまう大きさ(位置)のスタビの場合
それをきっかけにして飛びの姿勢が悪くなってしまうので
それならばいっそ付けないほうがマシだと思います。
そういう点ではホイールスタビはローラー位置によって功罪あるなと。

中身
サスアームのピボットは六角マウントを使用。
長いほうが余っていたので穴をあけて90度変換させてます。
正直言うとこれは見た目以外良くない構造なので変えたいです。

サスペンションのロッドはキャップスクリューをカットして使用
スクリューを回すことで車高やバネテンションが現場調整可能です。
実際は決めきってるので現場調整することはありませんがw

横からのアングル
ボールジョイント等は極力低くしてボディの収まりをよくしてます。

このアングルだと非常にわかりにくいのですが、車軸が上げてあります。
タイヤ径は28mmありますが、重心は26mm小径車輌と同程度の低さです。
軸の高さをいじっても駆動が抜けないのはアーム式の大きなメリットですね。

車重
電池無しで154g程度、トレサスとしては軽いほうかな?
経験上、150g台がサス車がキレよく走る限界点だと思ってます。
ビークスパイダーのボディが意外に重いですw

最終的にはこのような形でした。

自分は動体保存はせずに常にアップデート(改悪含む)するので
また違う形になる可能性は大いにあります。
それはそれで楽しみ方の1つということで。

* 追記 *

先日の新橋のミニ四駆チャレンジスペシャルの優勝マシンとして
タミヤプラモデルファクトリー新橋店 社長のブログで紹介されました。

 
こういうところに載るってうれしいですね!